佐野薬局 猫のページ 猫エイズや猫白血病などのペットの病気でお悩みの方ご相談下さい。


猫ちゃんたちと佐野薬局


ようこそ佐野薬局へ!

 

猫ちゃん達との出会いから、とうとうこんなに素敵な猫ページが誕生致しました。

そして、何かにつけ一生懸命佐野薬局に来てくださったErieさんに、まず最初に心より感謝致します。
また、おそらくEr ieさんの体験と同じ辛い思いから、当店に辿りついて下さった皆様との貴重な関わりから、私自身も沢山勉強させて頂いた事に心よりお礼申し上げます。

さて、佐野薬局と猫ちゃんたちとの係わり合いのきっかけをお話ししましょう。

うちのお客様、Erieさん家のクマさん(当時6歳の黒猫)は、2000年の5月末に猫エイズと診断されました。
1999年秋から歯肉炎で通院していましたが、治りが悪かったので す。5月の診察で口内炎が出ていたために、「10才以下の子の口内炎はウイルス検査をした方がいいですよ。」と獣医さんから説明されて、検査した結果が猫エイズ発症でした。
口内炎がかなりひどく、口の中が真っ赤になっていて、歯肉炎で歯茎も赤く腫れていたために、激痛で猫缶も食べられず、背骨やあばら骨がわかる位に痩せてしまいました。病院の血液検査で猫エイズと判り、抗生物質と液体のステロイドが出されました。
以前にも、口内炎の子にササヘルス(熊笹エキスの製剤)を、小さいシリンジで炎症部分にかけるようにして飲ませると痛みが楽になり少しは食べられるようになっていたので、今回もササヘルスを買いに来られました。

HIV (人間のエイズ)にLEM(シイタケ菌糸体のエキス製品)が有効なのは以前から判っていましたが、LEMの免疫活性力で細胞中のウィルスを抑え込む効果が当時の学会で発表されたばかりでしたので、Erieさんにお話してみました。
そして早速、LEM原末を熊笹エキスに入れて、毎回流動食と一緒に飲ませ始めました。10日頃して、クマさんの毛のつやがつやつやして、ゴワゴワだったのが柔らかくなって来たのが判ったそうです。
そのうち、口を45度くらいあけてアクビが出来るようになり、また給餌と漢方を始めてから1ヶ月半ほど経った頃に、痛くて食べられなかった猫缶を食べたそうにしていたのでスプーンで潰してお皿に盛ってみたところ、はぐはぐと一生懸命に食べ出し、そのまま一気に1.5缶(約250g)をたいらげてしまったのにはビックリしたとの事。
そして約半年後には、風邪もひかず食欲も旺盛で丸々と太ってしまったそうです。「食べるのが趣味の子だから、エイズで死ぬよりも、食いすぎで太って成人病で死ぬのなら本望でしょ」とはErieさんの言です。
今までの例で、ステロイド剤の注射や内服薬で痛みは楽になっても、免疫力が低下しまくり状態になり、最後は痛み止めが効かなくなって、結局痛みで食べられなくなり、ミイラの様な衰弱死でした。
このころは獣医さんからの抗生物質のシロップとLEM入り熊笹エキスだけでやってきました。
当時、猫エイズの予防ワクチンは無く('02年アメリカでは発売、日本では未定)、西洋医学においては増殖するウィルス自体を攻撃する治療法もなく、しかも低下し続ける免疫力を戻す方法もありません。
ですから、このクマさんの例は本当に貴重なうれしい情報でした。
その間、Erieさんとの試行錯誤の末使う漢方も増え、効果的な処方が完成して来ました。

その後、 Erieさんのマンガ「猫屋敷だより」で、病気の猫ちゃんが漢方で元気になる事を皆さんにお知らせ出来ればと、この「佐野薬局別館猫のページ」が誕生致しました。今では、漢方ファンになられた飼い主さんたちも、すっかり免疫理論に詳しくなり頼もしい輪が広がって来て居ります。

2007 年現在、クマさんは猫エイズ発症と判明してから7年目、だいち君はキャリア6年目に突入しています。クマさんは無症状キャリアに戻り丸々して元気に、風邪もひかず過ごしてきました。口内炎も治り、好物のドライ・猫缶を食べられるようになっていました。他にも猫エイズ・猫白血病の発症から、ステロイドやインターフェロンの副作用を乗り越え、漢方で無症状キャリアに戻り元気になった子達が沢山出て来ております

これからも、この免疫を上げて病気を治す漢方のやり方で、一匹でも多くの病気で苦しむ猫ちゃん達のお役に立てますよう、皆様のお力をお借りしながらがんばって行きたいと思って居りますので、よろしくお願い致します。


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