ベムちゃん安らかに


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ベムちゃん安らかにお眠り下さい。

FIPと分かったからでしょうか?
身勝手な飼い主の都合で捨てられたベムちゃん。

2004年7月、餓死寸前のノミだらけの姿でさまよい、庭にあった
バケツの水で命を繋いでいたところを泰子さんに助けられ、その後
まるまる太った家猫になり穏やかな日々で生涯をおくるはずでした。

FIPが発症し漢方を始めたばかりの時に、ベムちゃんの訃報が届きました。

ササスぺ入りごはんもばくばく食べてくれて良い子でしたのに。
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佐野薬局 2012年6月11日 月曜日 午後11:25   
           佐野 未左子様

お世話になっております。
先日は、ルミンAをお送りいただきありがとうございました。

本日は、ベムが 残念ながら お別れの日を迎えてしまったご報告です。

日曜日に一時かなり呼吸が浅くなっていたりしていたので、
難しいかなと思ってはいたのですが、その直後に
ふっと持ち直すこともあり、まだ 大丈夫かと思っていた矢先、
帰宅すると、眠っているかのように息を引き取っていました。

力強く 動かない前足を動かして、座る姿を見せたり、
あちこちを動き回ったりしていた姿に、希望を微かにみた日もあったほどです。

残念なご報告となってしまいましたが、
安らかな最期であったことに、感謝申し上げます。

ありがとうございました。


** 泰子



佐野薬局
佐野 未左子様

千葉県の**です。
昨日は、お電話とメール、ありがとうございました。
電話口でお伝えしようと思ったのですが、涙をこらえていたため
お伝えできなったので、本日メールいたしました。

ホームページにベムのことを掲載していただけるとのことで、
もし使っていただけるならばと思い、ベムの写真を数枚お送りします。
出会った頃〜病中5月半ば頃、そしてササスペ入り食事中の5枚です。


写真についてですが、

ごはんを毎日あげるようになってすぐの頃
衝撃的な姿なので、見たくなかった‥と思ってしまわれたなら
申し訳ないです。
元の飼い主さんがつけたと思われるブカブカな首輪をはずし、
緑色のリボンをしてあげました。
もし、元の飼い主さんがどこかでこの子を見て、
やっぱり‥と思い直してくれたら‥と願いを込めたリボンでもありました。
が、結局 リボンを外して 新たな首輪にしたりする気配もなく、
引き取ることを決めました。


避妊手術後、家に連れ帰った直後。
体重も手術をうけても問題ないくらいになって、手術を終え帰宅した時の写真です。
出会った頃から概ね2ヶ月後でです。
術後なのでケージの中でくつろいでいます。


家猫になって約半年経過後の写真
過去にあんな状態であったとは、到底思えぬ 立派な家猫です。


bemuD:病中 5月半ば お庭で日光浴の最中です。
このとき、まだ ササスペの存在を知らず、
こんなに頑張っているのだ。何かないのか?どうにかならないのか?
と色々探していた頃です。
このとき、片方の前足から片目にも瞳孔収縮機能の異常が現れてきた頃です。


ササスペ入りゴハンを食べています。
1回量をしっかり食べていた頃の写真です。
本当にバクバク食べていました。
前足の包帯は、よだれで汚れ、それを執拗に舐めて
毛が抜けてしまう事態の保護に巻いていたものです。

もし良ければ‥と、衝撃写真を含め、5枚も送りつけてしまいましたが、
ご迷惑ではなければ良いのですが。。。
短い時間ではありましたが、先生にアドバイスいただいて
こうして最期の日を迎えるまで、苦しむ姿もないまま
元気に動いて何やらい ろいろ話していたベムの姿をお届けします。

それでは、今後とも どうぞ小さな命と悩む飼い主さんの手助けを続けていって下さい。
もちろん、先生も健康第一でお過ごし下さいね。
本当にありがとうございました。


** 泰子



昨年暮れからの経過です。


1.12月に左前足を引きずる感じに突然なって、1月に眼振、ふらつき、
首の傾斜、ヒゲの震えと感覚の麻痺:ぐるぐる回って歩く、歯のかみ合わせがずれる
頭を左右によく振る、右目の瞬膜が出っぱなし、数歩歩いて倒れる、
2月に神経が異常に過敏になる、人を怖がるなど精神が不安定になる

2.4月半ば 左前足が後ろ側に向いたままになって、動かしてみるが筋肉が
かなり固くなっている。普通の状態に自力で曲げられない。オットセイの手の ような感じ

・1月8日 ステロイド プレドニゾロンのジェネリック:半錠(1/2) 夕方1回を7日分  
・1月15日 前回と同量 同投与 7日分
・1月21日 同量を2日に1度 14日間
・2月3日 1/4錠を夕方 2日に1回 14日分 飲みきって一旦終了)
 首の傾斜等が回復し、ふらつきもおさまっていた。
・4月20日 点滴で補液とステロイドと抗生物質(二週間効果あるもの)
・4月21日から7日分 前回と同じステロイド 1/4を投薬
・5月6日 瞳孔が開いたままの右目の確認:光を感じているので、瞳孔を調整する神経がやられたのだろう。
・5月15日 右目の角膜に傷があり濁ってきていた。 口から粘性の物質が多量に出て、
 舌が膿んでいる。膿みの臭いがする。
 抗生物質7日分と点眼薬ステロイド:ロメワンと角膜保護:ヒアロンサン 0.1%
 1日7〜8回 5/19まで点眼。
・5月19日 傷の状態が良好なので、残り1日5回〜使い切る。ステロイド 1/2 14日分 5/19〜継続

 (検査数値:悪かった値 白血球数 2800/μLとGPT 92U/L
      PCV:33%、赤血球数:773万/μL、Glu:96mg/dL
      Na:156mEq/L、K:4.3mEq/L、Cl:119mEq/L
      BUN:16.1mg/dL、Cre:0.7mg/dL、GOT:33U/L
      Hb:12.3g/dL、PLT:10.5万個/mm3、CPK:213U/L、LDH92U/L
     
 (獣医さんのコメント:白血球数がかなり低いのでウイルス性の疾患)
 (検査した時期: 2012年4月20日)

 (ステロイドがきれる前か、症状が悪化した時に連れていっています。
    ・ 4/20〜5/18まで ステロイド1/4 夕方1回投与
    ・(5/15〜 20日まで 抗生物質と点眼薬2種類を投与 目と口の症状の対処 のため)
    ・5/19〜ステロイド1/2を継続投与中 
・5/25漢方が届く
・6/11永遠の眠りにつきました。


** 泰子