悪性リンパ腫と闘う 木谷ひなちゃんの奇跡


--------------------------------------------------------------
悪性リンパ腫と戦っていた18歳のひなちゃんの
訃報が届きました。

2015年の6月、全身のリンパ節が大きく腫れる
「リンパ腫多中心型」と 呼ばれる悪性リンパ腫の
相談で始まった、ひなちゃんの漢方でした。

私も経験したことのない症例でした。

つらい症状と戦っているひなちゃんでしたが、
18歳と高齢ながら、次々と不思議な生命力の様子
見せてくれ、お電話を頂くたび、
なぜか明るい会話が弾んだのです。
--------------------------------------------------------------




2016年の1月20日 愛猫のひなが18歳と10ヵ月で息を引き取りました。
16歳で腎不全と診断され、18歳の時にリンパ腫との診断を受けました。
脇の下、脚の付け根とか、リンパ節のあるところのあちこちが腫れてきており、
ステロイド剤での治療を受けていました。

悪性リンパ腫と診断を受けた後、必死に治療法を探しました。
そして佐野先生の漢方薬に辿り着き、藁にもすがるような思いで薬を
飲ませ始めました。
その頃は、体のあちこちがコリコリと腫れて、ステロイド剤を控えると
その大きさは増す
ので止めることはできませんでした。

漢方を初めは嫌がったのですが、1週間ほどで嫌がらずに飲んでくれるようになり、
ここまで一緒に頑張ることができました。
ありがとうございます。

リンパ腫と診断を受けた昨年の6月、ステロイドのリバウンドが起こり
突然死の可能性があると宣告を受けるほどにまで体調が悪化しました。
それを乗り越えることができたのは漢方薬のおかげで治療に耐えられる
免疫力ができてきた
からだと思います。

また、腎不全やリンパ腫の治療の副作用で毛が抜けてしまったり、
血尿が出たり
など、辛いことがたくさんありました。

治療法として、週4回のステロイド注射と補液を行い、
1日3回漢方を服薬していました。

ステロイド注射の副作用が少しの脱毛で抑えられたのはこの漢方薬を
服用していた
からだと思います。

その後は「リンパ腫に勝った」と言われるほどにまで回復し、
最後は老衰で亡くなりました。

そしてとても不思議なことに死後硬直もなく、眠るような最期でした。

先生の漢方薬に出会えてたくさん相談に乗っていただき、ひなだけでなく
私の心も救われました。

長い闘病生活でしたが、先生の漢方薬のおかげで食欲もあり
大好きなお刺身を沢山食べて、最後まで穏やかな日々を送ることができました。

ひなと長い年月を一緒に過ごせたこと、安らかな最期を見届けることができたのも
佐野先生に出会えたおかげです。とても感謝しています。ありがとうございました。




息を引き取ったときの画像です。
不思議な事に体の硬直がなく、ふわふわのままでした。
お別れに来て下さった皆さんにだっこしていただいたほどです。

まだあちらに逝っていないのじゃないの

と、先生も蘇生を少しやって下さいました、
ここまで頑張ってきたのだからと止めました。




元気なころのひなちゃん


体重は3.0Kg前後をキープしていましたが、こんな状況の中でも、
熱さえなければ食欲のすばらしいひなちゃんでした。
缶詰を4缶も食べたり、大好きなお刺身は1パックも食べて、
パンパンのお腹で病院に行き、先生に笑われたりしたこともありました。

ササスぺは、クリニケアという医療用の缶入りのミルクに混ぜると
どんな処方でもこっくんこっくんと飲んでくれたのもよかったのでしょう。


そして、7月に入ると、リンパ腫が次々なくなり、特にのどに有った腫瘍が
つぶれて消えた時は、先生も「不思議やなあ」と言われたそうです。
そして、8月には、3月頃からあったしこりがすべて無くなったそうです。

10月頃、ステロイドの副作用だなあと先生もおっしゃられた背中の毛が
抜けてしまった時も、元に戻るのが早く、驚かれました。
ふさふさのまま見送れてよかったですとママさんもおっしゃっていました。

ひなちゃん、天国でもますます元気に飛び回って遊んでいる事でしょうね。

ひなちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。