は じ め に 。


ようこそ佐野薬局にいらっしゃいました。

 

おそらく漢方をお使いになるのは初めての方が多い事と思われますので、漢方の基本的な考え方及び使い方について少しご説明させて頂きたいと思います。

まず、西洋医学(動物病院)と東洋医学(漢方)の根本的な違いは、対症療法しか方法が無い西洋医学に対して、免疫力を整え自己治癒力を高め、薬に頼らず自力で治してしまうというのが漢方の方法です。

ただし漢方は、効果が目に見えて現れて来るまでにある程度の日数が掛ってしまいます。これが欠点と言えるのかも知れませんが、何かしら効き目の手応えを早い時期に感ずることも確かです。(これまでのお客様の例として、毛づやが良くなる・口臭が少なくなる・よだれが少なくなる・食欲が出てくる等……の声が聞かれます。)

そして、途中であきらめずに根気良く続けていますと、病気になる前のような元気な姿が見られるでしょう。

けれども、症状が進行し過ぎて、体重も極端に少なくなってしまった状態では、漢方の効き目も残念ながら追いつきません。まして、強い薬で治療中の場合はなおさらです。

ですから、猫エイズ・猫白血病の検査で陽性と出た場合には、その時点から漢方をお使いになる事をお奨めします。

病状の軽いうちに!!  そして元の元気に!!

追記:

他の病気の場合でも、普段の猫の食習慣が影響を及ぼしている事が多々あります。長期にわたる偏った食習慣による体調不良が原因で特に免疫の落ちた状態とあいまって、病状を悪化させる事もあります。
なるべく人間用に味付けされた物は与えない様にする事がポイントではないでしょうか。
そのような意味では、栄養バランスのとれているキャットフードは毎日の食事として理想的だと思います。